株式会社ケントクの代表取締役を務めています北原洋一と申します。
当社の社名由来について説明をさせて頂きたいと思います。
この4文字熟語の憲・篤が社名由来になりますが、この文字の意味が社会のルールを守り社員全員が足並みを揃え、切磋琢磨励まし合いながら学びあう。
ものづくりをする前に人づくりをする。製品を作るのではなくてお客様の求めているケントクブランド作品を創る。
AI化やロボット化が進む中で、ものづくりの現場も未来型変化をしてきていますが人間ありきが基本で人間社会に貢献する事こそものづくりだと思います。
当社は2021年より本社工場の建設を進めて参りました結果2024年2月初めに完成引き渡しをさせて頂きました。工場建設には建築関係者はじめ多くの方々に多大なるご協力を頂きまして心からお礼申し上げます。
新工場建設に至った経緯は、近未来に向けた生産工場の変化と工場自身のあり方です。
予想される未来に対応できる最新鋭の工場づくりが必要不可欠な上、災害に強い工場を確立する事が目的です。企業は継続してこそ意味があり、その延長線に社会貢献があると考えています。その結果として防災倉庫を設置し、社員や家族又地元地域の方々の一時避難所も考えて工場建設を進めました。
諏訪郡富士見町は観光地でもあり八ヶ岳の山麓沿いにあります。この地域は交通網が関東関西のほぼ中央にあり静岡まで約1.5時間・北陸まで約2時間程度で移動が出来る位置にあります。景観は八ヶ岳山麓でもあり標高1.000mのさわやかな高原を感じます。
金属製品の製造に欠かせないのは、水と空気です。この地域は湿度が低く金属腐食が遅く管理に優れ、部品洗浄には良質な水の確保が出来ることが環境特徴になります。
当社は、ダイカスト製品のキャストメーカーとして発足、その後 部品完成を目標に後加工まで手掛けるようになりました。その延長線上でアルミ部材の試作品も手掛けるようになり現在ではメーカー設計の方々とも製作方法の提案・コストの提案・図面検討の提案など協力体制で臨んでいる会社になっております。
当社の特徴としては、実証実験用の切削品からダイカスト金型設計を進めて素材の完成度を上げたうえでの加工精度を追求しますので図面検討段階から鋳物品を視野に入れて、実証実験の切削品段階からダイカスト素材の抜き勾配・コーナーRなど考慮して製作します。